レンガー=パッチュ『Die Freude am Gegenstand』
卒論は、結局レンガー=パッチュメインでやることになりそうです。パッチュの著作は、日本で出ているものがひとつもないので、自動的にドイツ語を読む分量がどかっと増えてしまいました……。でも、パッチュのエッセイ集も手に入ったし、写真美術館に行けば殆どの作品が観られるし、なによりもパッチュの写真がほんとにほんとに好きなので、がんばりたいです。
ちなみにこのエッセイ集のタイトル『Die Freude am Gegenstand』がうまいこと訳せません。初っ端から詰んでる。Gegenstandの訳語がいろいろあって、どれが適するのか現段階ではいまいち。読み進めて行くうえで分かってくるといいな〜。
私のことを気に入ってくれている名誉教授にも相談しながら、がんばります。あまりにも分量が多いので、いよいよ数字をもって計画を立てるべきな気がしてきました。ふむ。
スケジュールと目標の可視化
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
- 作者: ポール.J・シルヴィア,高橋さきの
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大学教授陣の独断と偏見によるおすすめ本が2017年度版に更新されていた。そのうちの一冊がこちら。期末レポートラッシュとかで死ぬ前に体制を整えておかねばな……と思ったので備忘。
とりあえずこの本のやり方をとるうえで大事なのが以下三項目。
- スケジュールを立てる
- 目標事項の列挙
- 進行状況の監視
スケジュールを立てる / 1週間のうちだいたい常に予定が入らない時間帯をピックアップする。まずは週4時間からでもいいから、無理なく継続できる時間帯を「執筆時間」としてスケジュールに組み込む。スケジュールは進行結果などを受けて調整する必要もでてくる。
目標事項の列挙 / プロジェクトや書類提出などをリストアップし眼前に設置。朝、その日1日の細かい目標を具体的な数値を含めて挙げていく。列挙したものに優先順位をつける。
進行状況の監視 / エクセルなど表計算ソフトを使うのがベター。月、日、時間、文字数、目標達成(合否)、目標内容などを記載。後からグラフ化することも出来る。スケジュールの練り直しに役立つ。
ということで、とりあえず時間割のなかに卒論をやる時間を組み込んでみた。
最近また起きるのが遅くなって、2限の時間にはまだ布団のなかにいることが多いのでいささか不安ではあるが、とりあえずなるべく毎日のルーティンに近いかたちになるよう、時間は合わせることにした。場所はまあ大学図書館がいちばん適しているだろうな。パソコンもあるし。
1コマ1時間半なので、これでは全然足りないだろうとは思うがまずは習慣づけで。そのうち始める時間を早めたり、ほかの空きコマにも勉強するようになったりしていけたらよい。
そして、いまの自分にできないのが目標事項の列挙だ。漠然と「卒論を書かなければ」という気持ちだけあって、そもそも卒論ってどういうものなのかすら分かっていない。
- 研究対象をきちんと絞る
- 自分はなにを掘り下げたいのか
- 文献のリスト化
- 「卒論」ドキュメントファイルを作成する
- 論文の書き方を知る
- 章立てをする
- 進捗管理エクセルをつくる
- 卒論関連の公式スケジュールを確認する
- スケジュールに基づいて逆算する
- ネット環境の整備
現時点で挙げられる(思いつく)のはこのあたりかしら。論文の書き方については、このあと
を読んで学びます。
あとは進捗の監視だけど、これは著者が紹介していたような感じのものをエクセルで作って管理かなあ。絶対続かない気がするので悩ましいけど、スマホにしたところで続かない説もある。ハッ・・・! 言い訳禁止。やります。
ライナー・ホルツェマー『アウグスト・ザンダー』
アウグスト・ザンダーの子孫や助手だった人物などへのインタビューと、ザンダーの写真とを紹介する50分ほどのDVD。
ザンダーの写真がかっこよすぎる……。文献ではあまり出てきたことのなかった写真なども見られてよかった。
私が読んだ文献には、ザンダーの家族のことはほとんど載っていないかった。載っていても、せいぜい息子が反ナチで獄死したことぐらいだ。しかしこのDVDは妻や他の子どもたち、そして孫のことも触れている。なんなら孫がでてくる。すごい。
ザンダーがナチから必死に守り抜いたガラスネガまで登場する。すごい…素手で触ってるよ…すごい……。
いやー。めちゃくちゃ良かった。部屋の電気を消して、ザンダーの写真がよりくっきりと映るようにして見た。
(4月20日)